*

平成26年度補正予算の行方!?エネルギー政策が向かう方向(2)

公開日: : 未分類

平成26年度の補正予算の動き?が怪しくなってきています。理由は、補正予算の実行により平成27年度のプライマリーバランスが悪化するためのようです。
では、どのような状況になっているのでしょうか?
どうも最近エネルギー政策に動きがみえなくなってきました。

年末の消費税率10%への引き上げ判断を控え、景気を底上げしようと要望が高まる2014年度補正予算をめぐり、政府が対応に苦慮している。
補正を組めば15年度の歳出が膨らみ、財政の健全性を示す基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の赤字半減目標の達成が危ぶまれるためだ。
頼みの公共事業も工事が進んでおらず、景気浮揚に思うような効果を発揮できない懸念もある。

政府・与党内には一段の円安株高による個人消費の回復を期待し、日銀の追加緩和策を求める声がある。
だが、追加緩和で円安がさらに進めば、ガソリン代の上昇や電気料金の値上げなどで「中小企業や地方でマイナスの影響が顕在化する」(経団連の榊原定征会長)懸念が強い。
地方創生を重点政策とする政府の思惑とは逆効果になりかねず、日銀の追加緩和の実施は“もろ刃の剣”だ。

このため、補正予算への期待は高く、政府・与党内からは5兆円規模の補正予算を望む声も出ている。
21日、甘利明経済再生担当相は「7~9月期(の経済指標)を見ながら判断する」と述べ、来月17日発表の同期の国内総生産(GDP)速報値などを踏まえ、景気対策が必要か決めるとの見通しを示した。

だが、補正予算の編成も容易ではない。年度内に消化できずに繰り越されると、次年度の当初予算の歳出に計上され、PBの悪化要因となる。
13年度補正予算は総額5.5兆円のうち3.3兆円が14年度に繰り越された。
近年の補正予算は毎年度、過半が次年度に繰り越されているのが常態化している。

内閣府の試算では、15年度はPB赤字を10年度比で半減させる目標は達成できる見込みだ。
だが、半減目標から改善する赤字は7000億円台半ばしかない。
第一生命経済研究所の星野卓也エコノミストは「補正予算が例年のように繰り越されればPBの目標達成は非常に厳しい」と指摘する。

景気対策のメニューも手詰まりだ。国土交通省の建設総合統計によれば、8月末時点の手持ち工事高は17兆1450億円で過去最高を更新。
契約は済んでいるが、人手不足や資材高騰で未消化の工事が積み上がっている。
建設業の入札不調も解消しておらず、公共工事を増やしても景気のてこ入れ効果は限られる。


関連記事

no image

静岡県浜松市の1種指定工場のお客様の診断と補助金活用

お疲れ様です。 本日は、静岡県浜松市にある製造業のお客様を訪問しました。 このお

記事を読む

no image

平成26年度補正予算!そろそろ検討開始か!

平成26年度補正予算。なかなか動きがみえてきませんが、ここにきて一気に動きが加速しだしそうです。

記事を読む

no image

平成26年度補正予算、平成27年度予算の時期がはっきりしてきました。

平成26年度補正予算、平成27年度予算の時期がはっきりしてきました。 平成27年度予算は来年1月1

記事を読む

no image

衆院選は終わりましたが、当面はエネルギー政策に大きな変更はないようですね。

衆院選は終わりましたが、当面はエネルギー政策に大きな変更はないようですね。 毎日新聞 12月1

記事を読む

no image

補正予算の規模が固まってきましたね。3兆円規模、1月9日決定!!

補正予算の規模が固まってきましたね。3兆円規模、1月9日決定!! 毎日新聞 12月15日(月)21

記事を読む

no image

平成26年度補正予算のタイミングは!?エネルギー政策への影響は!?

平成26年度補正予算は一体いつ実施されるのでしょうか? 少しずつ、つかめてきました。 産経新聞 

記事を読む

no image

補正予算には、中小企業向けエネルギーコスト対策が計上!!エネ合でしょう!

補正予算には、中小企業向けエネルギーコスト対策が計上されそうです。エネ合でしょう! 毎日新聞 12

記事を読む

no image

平成26年度補正予算!?ようやく動き出すか!?

平成26年度補正予算。ようやく動き出しそうです。 産経新聞 11月18日(火)7時55分配信より

記事を読む

no image

環境省から電気事業者別の温室効果ガス排出量排出係数を公表しました。そこから読み取れるものは?

環境省から電気事業者別の温室効果ガス排出量排出係数を公表しました。そこから読み取れるものは? ht

記事を読む

no image

エネ合採択結果分析

平成25年度のエネルギー使用合理化事業者支援事業の採択結果を分析しました。 平成26年度のエネ合、

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

    • 環境ビジネス
    • 一般社団法人環境共創イニシアチブ
    • 環境省
    • クール・ネット東京
    • エネポ
    • 経済産業省、資源エネルギー庁
    • 政府の節電ポータルサイト
    • 環境エネルギー政策研究所
    • 財務省
    • イーアンドイープラニング
    • スマートエナジー株式会社
    • 蓄電節電ドットコム
    • CO2削減ナビ
    • 省エネルギーセンター
PAGE TOP ↑