エネルギーの”変換機器”
エネルギーを消費する設備はその過程において何度も何度もエネルギーの”変換”を行います。
エネルギーを変換する機器には様々なものがあります。私たちの身の回りのエネルギーも様々な”変換”を経て届けられるのです。
※1部をwikipediaよりお借りしております。
このエネルギーの”変換”はエネルギーを効率的に利用する上で非常に重要な要素になります。
この変換を効率的に行うことがエネルギーを合理的に使用することにつながります。
例にすると、電力機器(でんりょくきき、electric appliance)は、他のエネルギーから電気エネルギー(電力)への変換、電気エネルギーから他のエネルギーへの変換、電気エネルギーの他のエネルギーでの蓄積、電力の電圧変換・力率調整、電力の接続・遮断などを行う機器ということができます。
他のエネルギーから電気エネルギーへの変換を行う機器
・発電機:化学エネルギー(燃料)→力学的エネルギー(動力)を電気エネルギー(電力)へ変換
・太陽電池: 光エネルギー(太陽光)を電気エネルギー(電力)へ変換
・燃料電池・一次電池:化学エネルギーを電力へ変換
※例えば、家庭にあるエアコンは、冷たい風が出てくるまでに、化学エネルギー(原油)→熱エネルギー(蒸気)→力学的エネルギー(動力)→電気エネルギー(電力)→力学的エネルギー(動力)→熱エネルギー(冷風、温風) という形で何度も何度も変換を繰り返して手元に届けられるのです。
電気エネルギーから他のエネルギーへの変換を行う機器
・電動機(モーター): 電気エネルギー(電力)を力学的エネルギー(動力)へ変換 ※原動機の他、空調機などで利用されるヒートポンプサイクルも含む
・電熱器: 電気エネルギー(電力)を熱エネルギー(温風、温水、蒸気など)へ変換
・光源: 電気エネルギー(電力)を光エネルギー(光)へ変換
電気エネルギーの他のエネルギーでの蓄積を行う機器
・二次電池(蓄電池)※電気エネルギーという形で蓄えるのが蓄電池。化学エネルギー(燃料)という形で蓄えるのが燃料タンクとなります。やはりエネルギーを蓄えるのは化学エネルギーで蓄えるのが経済的です。
電気エネルギーを直接蓄積を行う機器
コンデンサ(電気二重層コンデンサ)
電力の電圧変換・力率調整を行う機器
変圧器(トランス)
電力用コンデンサ
電力用リアクトル
電力の接続・遮断などを行う機器
遮断器
電力ヒューズ
開閉器
断路器
接触器
電力用半導体素子
継電器
避雷器
公開日:
最終更新日:2014/08/07