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ASETT事業(環境省)

ここでは、環境省から交付される補助金事業について解説いたします。

ASSET事業とは

 ASSET事業(先進対策の効率的実施によるCO2排出量大幅削減事業設備補助事業(Advanced technologies promotion SubsidyScheme with Emission reduction Targets))とは、CO2排出量の増加が著しい業務部門や、全部門に占めるCO2排出量の割合が最大の産業部門において、先進的な設備導入と運用改善を促進するとともに、市場メカニズムを活用することで、CO2排出量大幅削減を効率的に図る制度です。

ポイント:環境省の補助事業なので、あくまでCO2削減です。経産省のような省エネではありません。

 本制度は、以下の3つをセットにすることにより、費用効率的かつ確実な削減を実現するという特徴を有しています。

先進的な温室効果ガス排出抑制設備を含めた設備導入に対する補助。
削減目標量あたりの補助額が小さい、費用対効果の高い事業から採択(リバースオークション方式による採択)。
削減目標量を超過達成した場合には、排出枠を他の参加者等に売却できる。一方、未達成の場合には、排出枠を購入して目標を遵守することが必要。

ポイント:達成できない場合は、排出枠の購入により目標達成が可能です。エネルギー使用合理化補助金のように、未達の場合に補助金を変換する必要はありません。

なお、本制度では排出量の算定結果等の信頼性を確保するため、国際的な基準(ISO14064-1)に準拠した制度設計を行っています。

制度への参加方法

 ASSET事業の参加には、以下の2通りの方法があります。

(1)目標保有者

一定量の排出削減を約束する代わりに、CO2排出抑制設備等の整備に対する補助金と排出枠の交付を受ける参加者のこと。
設備整備を行う事業場・工場および設備の保有者が、目標保有者として参加する必要がある。
ビルのテナント、工場等で削減に協力することを望む事業者は、任意で目標保有者として参加ができる。
参加単位は、単独の事業場・工場、複数の事業場・工場をまとめたグループのいずれかとなる。(なお、グループ参加の場合は、同一法人の事業場・工場によって構成されるグループのみを対象とする。)

ポイント:単独の取り組みではなく、グループにより取り組みに参加することができます。

(2)取引参加者

目標保有者の目標達成の円滑化を目的に、排出枠の仲介を目的とする参加者。なお、取引参加者に対しては、補助金は交付されない。

 

ASSET事業へ参加するメリット

(1)目標保有者

経済的メリット

  • 先進的温室効果ガス排出抑制設備を含めた設備導入に対して、補助を受けることができる。
  • 先進的温室効果ガス排出抑制設備を含めた設備導入により、エネルギー費用を削減できる。
  • 削減目標量を超過達成した場合には、排出枠を他の参加者等に売却することで、売却益を得ることができる。
ノウハウの蓄積

  • 排出量の算定・検証、排出枠の取引実務に関する知見を得ることができる。
企業イメージの向上

  • 環境先進企業としての認知度の向上に繋がる。

ポイント:目標の超過達成の場合には、排出枠を他の参加者等に売却することで売却益を得ることができます。つまり、エネルギーコストの削減と排出枠の売却益をダブルで受けることができます。

(2)取引参加者

ノウハウの蓄積

  • 排出枠の取引実務に関する知識を得ることができる。



目標保有者の採択基準

 ASSET事業では、以下の条件を満たすものから、補助の費用効率性の良い事業を優先的に採択します。

補助対象として導入される設備

  • 事業場・工場で用いられる空調設備、熱源設備の内、一般的に普及している機器の効率よりも高いレベルの効率を有する機器(先進技術)の導入であること。
床面積あたりの排出量<事業形態が事業場の場合のみ>

  • 事業形態が事業場の場合、削減対策実施期間の床面積あたりの排出量が、用途区分ごとの一定の水準以下に抑えられること。

ポイント:費用対効果の高い取り組みから採択されます。ただし、逆のいい方をすると、これまで何もしてこなかった事業者の方が、削減ネタが多くて有利かも。



公開日:
最終更新日:2014/08/23

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