平成26年度　環境省のポテンシャル診断がでた！！

お疲れ様です。

とうとう平成２６年度の環境省からのポテンシャル診断事業がでました。

この事業の良いところは結構本格的なデータの計測もできるところ。

省エネルギーセンターのやつとはちょっと違います。

更にこの診断事業を受けた後は、2/3の設備補助金の採択がされやすくなる点。

環境省もなかなかやる。

１．事業の必要性・概要
○ 電力価格の上昇や火力発電量の増加による CO2 排出量の増加により、更なるCO2 削減対策が急務であることから、効果的な CO2 削減と投資回収期間等の経済性等の視点から、事業者が導入しやすい対策を具体的に示す必要がある。また、CO2 の一層の大幅削減のためには、これまで手つかずとなっている大規模な削減余地を把握し、同様の視点から効果的対策を導出する必要がある。
○ 本事業では、事業者の設備の設置・運用状況の改善による削減ポテンシャル
調査を実施し、有効な技術や効果的かつ経済性のある対策を具体的に示す。また、こうした具体的な対策を参考により多くの事業者が自ら、CO2 削減対策ができるよう、様々な情報提供を行う。
○ また、大規模な CO2 削減効果が見込まれる地下街や温泉街等について、削減ポテンシャル調査により培ってきたノウハウを活用し、効率的かつ経済的な CO2 削減に効果的な対策を推進する。

２．事業計画（業務内容）
（１）削減ポテンシャル調査
環境省が派遣する専門機関が、排出量の大きい（例：年間排出量 3,000t- CO2 以上）事業者に対して、設備の設置・運用状況等を計測・調査し、事業者の特徴に合わせ経済性の高い CO2 削減対策メニューを提案するとともに、調査
対象事業所において導入した場合の費用や削減効果等に関する情報を提供する。
また、提案する対策メニューの改善及び対策導入率向上を図るため、過年度に実施した診断事業のフォローアップ調査を行う。

（２）CO2 削減対策分析・実施支援
削減ポテンシャル調査によって得られたデータを分析し、①効果的な CO2 削減対策メニューの精査、②メニュー毎の投資額と削減効果の算出、更には、③対策実施に際し活用可能な補助事業等の支援施策に関する情報等の取りまとめ
を行い、これらの情報を活用して調査対象者に限らず、できるだけ多くの事業者が CO2 削減対策を更に実施できるよう、広く情報発信を行うとともに、事業者向けの講習会を開催し、効果的な対策に関する助言・提案を行い、対策導入への活用を促進する。

（３）大規模削減ポテンシャル調査・対策評価
上記（１）及び（２）の手法を活用し、大規模な削減効果が見込まれる分野として、まずは地下街・温泉街等において対策を実施する場合の削減ポテンシャルを調査し、対策提案・情報提供を行う。更に、調査により得られたデータを基に新たな効果的かつ経済的 CO2 削減方策を導出し、必要な支援施策につなげる。

３．施策の効果
○ CO2 削減余地の把握により、情報不足の解消や投資リスクを低減させ省エネ設備への投資を促進
○ データの活用により、単体及び事業者の連携による具体的かつ効果的な CO2削減対策を導出し、社会全体で経済性に優れた対策を広く促進