今からできるデマンド・節電対策(2) デマンド監視
公開日:
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最終更新日:2014/06/28
節電
お疲れさまです。
みなさんは、電気代をいくらぐらいお支払いですか?
そして、この3年間の電気代をグラフにしてみてみてことがありますか?
このグラフは一般家庭のデータです。
これが事業所レベルになるとその額は・・・。
1億円の電気代を支払われているお客様であれば、1000〜2000万円は電気代が上昇してしまうのです。
1000〜2000万円?従業員を一人は雇えます。
一人増員するためには、それなりの決済が必要な額ですが、この電気代勝手に増えて請求が後から回ってくるのです。
事前に見積もりを出してくれるなんてことはありません。
そして、放置しておくと、利益は圧縮され、赤字転落なんてことも起こりうるのです。
海外からの輸入原料の高騰だけに、目を奪われていてはいけません。足下からボディーブローのように削られていくのです。
そのような電気代が上昇していく中で、どのように電気代を落としていくのか?
電気代の基本的な考え方については、前回でご説明させていただきました。
今日は、その電気代をどのように下げていくか?です。
電気料金の構成として基本料金が、おおよそ半分を占めています。
そして、この基本料金、年間で最も電力使用量が大きい電力を契約電力として、1年間の基本料金が決まってしまうのです。
家庭用は、ブレーカーの大きさで決まっているんですが、事業者はこの契約電力で決まります。
ということは、・・・
この年に1回発生している短時間の最大電力を、そのときだけ下げてあげれば良いのです。
ただし、・・・
いつそれが発生したのか、いつ発生するのか?それを知るすべがありますか?
なにもしていないお客様であれば、知ることができるのは、電気料金の明細書をみる時になってからです。
結局最大を記録し、その結果を後から知ることしかできず、前もって、対策を打つことはできないのです。
では、どうすれば・・・
答えは、デマンド監視装置を付けることです。
このデマンド監視装置を設置すると、電力使用状況をリアルタイムに、
そして、そのほとんどの機種が、予測して事前に警報を発報してくれるのです。
そして、このデマンド監視装置を設置して、使用を開始し始めると
ピピピ・・・・と警報音であったり、発報メールが飛んできて仕事ができなくなるのです。
このような経験をしながら、上手く活用できるようになっているのです。
ただし、それは本当に使いこなせてはいない、つまり、本当の節電には、マダマダやり残していることがあるのです。
そのような、状況にあるお客様、該当するかもと思われているお客様、一度ご相談下さい。
きちんと使いこなせば、投資回収1年以内なんてチョロいんですよ。
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